印刷カラーモードCMYKでデータ作成が不可能な場合はRGBカラーモードでもご注文を承りますが、
CMYKモードに変換させていただきます。
パソコンの画面上では同じ黒色でもインキの量によってそれぞれ違った黒で印刷されます。
黒色を濃くするにはリッチブラックで制作する場合がありますが、
リッチブラックは非常に乾きにくく裏写りが発生しやすくなるため
黒色はK100%で色指定をお願いいたします。
●色の指定の基本はCMYのうちの2色+Kで作ると、印刷の際の色の変化(転び)が少ない。
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)3色の組み合わせと
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)4色の組み合わせは不安定な色
※CMYの3色組み合わせで表現すると色が不安定になり、色むらが発生したり予期せぬ色で仕上がることがあります。
また、CMYKの4色で色を作ると、印刷の際に色を決めるインキの種類が増えてしまうため、
その分各色の刷り具合のバランスの変化を受けやすく、思い通りの色が出なくなる可能性が高まります。
完全に安定させることは難しいのですが、なるべく色が転ぶのを避けるためにはCMYの各色のうちの2色までで色みや明るさを決め、それにK色を加えて鮮やかさや暗さを調整する。
背景色がベージュ系は安定的な色に設定しても色合いにムラが出てしまう場合があります。
小さな面積の部分でしたら、それほど目立たないのですが
背景は面積が多いため、ベージュ系の背景は色合いのムラが目立ってしまいますので
綺麗な仕上がりをご希望の場合はなるべく1色指定でお願いします。
●背景に淡い色・薄い色を使用される場合、なるべく1色指定でお願いします。
CMYK合計配色が40%以下の場合は印刷機の自動認識センサーがぶれるため、
印刷色の誤差が生じる場合がございます。
●淡い色・薄い色はなるべく1色指定でお願いいたします。
どれかの色が5%であったとしたら、混色により成り立つご希望の色がその5%が表現できないことにより
予期せぬ色で仕上がることがあります。 また、淡い色は濃淡違いが出る場合がございます。
水彩イメージのような色の誤差、濃淡違いがあっても味のあるデザインなど
気にならない方は予めご了承の上、ご入稿をお願いいたします。
また、CMYK濃度が低いと実際の印刷ではパソコン画面上の色合いより薄くなる可能性がありますことご了承願います。
厳密な印刷色をご希望の方はご遠慮くださいます様宜しくお願いいたします。
●CMYKでは再現が難しい青緑色について
青緑色につきましてもCMYKで再現が難しい色になります。
マスキングテープの印刷ではそれほど色変化が大きく出ませんが、
マスキングテープのラベル印刷の場合は青色に近い色になる傾向がありますこと予めご了承願います。
●同一データによる再製作でも色味の違いが生じる場合がございます。
印刷日の天候・気温・湿度等によって仕上がり状態が変動しますので
前回注文色とリピート注文色に誤差が生じる場合がございます。
予めご了承くださいます様宜しくお願いいたします。
●フォント、線、ブラシはアウトライン化
アウトライン化されていないフォントは別の環境で開いた時にフォントが置き換わってしまう場合があります。
アウトライン(図形)化することで、文字化け等のトラブルを防ぐことが出来ます。
また、テキストだけではなく「線やブラシもアウトライン化」をしてください。
特にロゴやマークデザイン、ビジュアルデザインなどは必ずアウトライン化をお願いします。
線とブラシのアウトライン化は「オブジェクト > パス > パスのアウトライン」でアウトライン化ができます。
●ヘアライン(極細線)について
線のオブジェクトは、どんなに細くしたくても必ず 0.3pt以上 に設定してください。
0.3pt以下の極細線は、印刷時にかすれが生じたり、印刷されない場合があります。
●塗りのパターンを使用する場合は、必ず「分割・拡張」処理を行ってください。
※塗りのパターン:スウォッチパネルにデザインパターンを登録し、塗りやブラシとして使用できる機能のこと
塗りのパターンを使用する場合は、必ず「分割・拡張」処理を行ってください。
そのまま入稿すると、印刷の際にパターンの絵柄がずれる、意図した見え方と異なった仕上がりになるなど
予期せぬトラブルが発生する可能性があります。
●オーバープリント設定は使用しないようにご注意下さい。
IllustratorやInDesign上で、オブジェクトのカラーに関する属性の
『塗り』や『線』のオーバープリント設定は使用しないようにご注意下さい。
オーバープリント設定は無効になる為、画面上では見えても印刷時には反映されません。
オーバープリント設定の有無はデータチェックの対象になりませんので予めご了承ください。
●Illustratorでスウォッチ パターン、ドロップシャドウ、グラデーション、透明効果などを使用される場合の印刷エラーについて
Illustratorでスウォッチ パターン、ドロップシャドウ、グラデーション、透明効果などを使用される場合
印刷処理時にうまく読み込むことができず印刷エラーに繋がる場合がありますのでデータ作成時に注意が必要です。
不透明度、乗算などの透明効果、ぼかし、ドロップシャドウ 光彩、フレア、グラデーション、
スウォッチパターンなどの効果や機能を使用される場合は画像化(ラスタライズ)をお願いします。
画像化を行うと、データが1枚の画像として処理されますので
画像化をする前に別名保存で元データを残しておくことをおすすめします。
<ラスタライズ化の方法>使用アプリケーション:Illustrator CC
データを選択し、メニューバーから【オブジェクト】→【ラスタライズ】をクリックして設定をしてください。
●カラーモード:CMYK
●解像度:高解像度を選択
●背景:透明
●アンチエイリアス:アートに最適がお勧めです。
●特色:チェックは外して下さい。
画像化が完了すると、オブジェクトの情報が<画像>に変化します。
処理前と処理後でデザインに変化が起きていないか十分に確認して下さい。