一般的に、白やパステル色のウェアには、白引き無しの淡色用転写紙を使用し、カラーのウェアには白引き有りの濃色用転写紙を使用します。
また、濃色用リタックカラーレーザー転写プリントは、デザインをカラー転写出力後にカス取りを行い、リタックフィルムに移し熱転写する手法になります。
・デザイン完全データを入稿いただきますとオンデマンドのフルカラープリント製作ができます。
・色数に制限がないため、写真やフルカラーのプリントに適しています。
・プリント可能な最大サイズは35cm×26cm内です。
注意点!
・詳細なプリントカラー指定や色合わせはできません。入稿していただいたデータをそのまま出力するようになります。
・金銀、蛍光色等の特色は使用できません。
・縫い目にかかる位置や少しでも段差のある部分へのプリントは出来ません。
・プリント面積が大きいと、ごわつきがあり通気性が悪くなります。
・高温・高圧で熱プレスする為、プレス跡が残ります。(洗濯をすると判らなくなります。)
・ ウェアを長く着ていただく為に塩素系洗剤、ドライクリーニング、タンブラー乾燥は避けてください。プリント部分へのアイロンも避けてください。
転写の加工方法は2種あります。 | |
淡色転写(白生地用) | 濃色転写(カラー生地用) |
白生地のみ対応可能。透明のフチがつきます。 高温でプレスするため、プレス痕が残りますが、洗濯をすると判らなくなります。 洗濯を繰り返すと、毛羽立ちなどが原因でプリントが薄くなったように感じる可能性があります。 |
フチが必ずつきます。(ワッペン形状のデザインがおすすめです。)
高温でプレスするため、プレス痕が残りますが、洗濯をすると判らなくなります。 |
モニターはR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の3色、
プリントはC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー) K(ブラック)の4色で出力のため
RGBデータの色は表現できません。(金・銀・蛍光色も表現できません。)
・濃色 - カラー生地用カラーレーザー転写
パステルカラーの生地にも使用することは可能ですが、シートが透明なので生地の色が透けてデザインに影響します。
シートが透明で薄いためプリント面の違和感があまりありません。
アパレル商品等ではあえてカラー生地にプリントする場合もあります。
・「濃色 - カラー生地用カラーレーザー転写」は全ての色に使用できます。(白色も可能です。)
不透明なラバーシートにカラーを出力し熱圧着するため、デザインの周りに生地色に似せたフチがつきます。
仕上がりはシールを貼り付けたようなイメージになります。
デザインの余白部分に生地色に似せたフチが付きますので、ワッペンのような形状のデザインがお勧めです。
■淡色用カラーレーザー転写の事例
前面:淡色用カラーレーザー転写10cm×10cm内
淡色用のカラーレーザー転写プリントは透明な転写シートを使用していますので、フチが目立ちません。
淡色用カラーレーザー転写は透明な転写シートですので、無漂白の生地にプリントをするとネップ(繊維のかたまり)が透けて見えます。
■濃色用カラーレーザー転写の事例
前面:濃色用カラーレーザー転写35cm×26cm内
不透明なラバーシートにカラーを出力し熱圧着するため、デザインの周りに生地色に似せたフチがつきます。
デザインの細かい部分を切り抜くことが出来ないためワッペン形状のデザインがお勧めです。
鮮やかなデザインも発色よく仕上がります。